【湘南大庭の未来を考えるタウンミーティング】に参加してきました!

藤沢市の住宅政策課主導の【湘南大庭の未来を考える会議】主催のタウンミーティングに参加してきました。

「湘南大庭地区」は、藤沢市にある13の地区のうちのひとつで、当店も地区内です。同じく地区内に住む者として、地区にどんな未来が考えられているのかを知りたくて、参加してみました。

ミーティングではまず、地区の現状についてデータを用いての説明がありました。

湘南大庭地区は、65歳以上の人口を示す「高齢化率」が2022年度は33%で、市内13地区の中で最も高くなっています。2002年度の高齢化率は13位で、市内で最も低い地区だったのが、この20年でだいぶ変化しています。

これは、地区で1971年に着手した区画整理事業と密接に関係しており、また1976年~1980年代に建築された団地(公団住宅)が多く、2022年時点で高齢者の方が必然的に多くなったということ、 一方で、転入者や出生者の割合が、13地区の中で最も低いということが原因のようです。

推計では、高齢化率は2040年には46%に達する見込みで、逆に14歳以下の年少世代は10%を下回る見込みとのことでした。

さらにミーティングでは、湘南大庭地区の魅力やこれからの課題・将来像について展開していきました。魅力として特徴的なものをピックアップします。

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●歴史的な資源(大庭城址や舟地蔵など)

● “都市と農業の調和するまち”をコンセプトに 、建築家の黒川紀章氏がデザインしたまち「湘南ライフタウン」

●バス便の充実や整備された道路交通網

●緑が多く、緑被率は市内13地区中3番目!公園の充実(29箇所!)、特徴的な街路樹

●買い物の利便性、公共施設の充実

●教育施設等の充実。保育施設や教育施設が多く、小学校は地区内に4校あり、地区の大部分が半径1km圏内に収まっている。

●水害リスクの低さ。高台に位置するエリアが多く、災害時に津波や洪水の氾濫のリスクが少ない。

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課題や将来像としては、暮らし続けたくなる、次世代が暮らしたくなる魅力的な街づくりが提起されていました。

豊かな自然や公園、オープンスペースを活用したイベントの企画や、より子育てしやすい環境づくり、ふるさと祭りなどの「ふるさとづくり」、新たなまちのシンボルづくり、団地再生等々…。

不動産屋をやっていると、他県など他エリアからこの地区に移住して来る方とお話しする機会がありますが、湘南大庭地区の「緑豊かな街並みが素敵」とか「空気が美味しい」「歩いている人が穏やかな表情している人が多い」「すれ違うときに知らない人でも「こんにちは」と声を掛けてくれる、心に余裕のある人が多い」等々、嬉しい言葉をよくいただきます。そんな時、私事の様に嬉しくなってこの地区を誇りに思い、そんな魅力を持続させたい、もっと色んな人に知ってもらいたいという気持ちになります。

今日は現状と課題を勉強することができ、未来について考えるきっかけをいただきました。地区の魅力を不動産屋としてお客様にお伝えする以外にも、何かしらの形でまちの未来に貢献していきたいという気持ちが出てきました。何ができるのか分かりませんが、まずは第一歩、といったところです。

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